後悔しない中古住宅探し

住宅・建築

読者の皆様の中には中古住宅の購入を考えている人もいるかもしれません

私自身も中古住宅を買ってDIYして住んでます

新築には新築の、中古には中古の魅力やメリットデメリットがありますので

この記事を読めば中古住宅選びに役立つ注意点がわかります

ぜひあなたの住宅選びに役立ててください(^^)/

不動産屋さんがいい家ですよ!っていうのは当たり前なんである程度自分で見る目を持ちましょう

ここではちょっと覚えておくだけで避けれる危険を勉強していきます

新築でも通じる部分が多いので知っておいて損はありません

中古住宅を探すときの注意点

中古住宅を探すときに注意してほしい点がいくつかあります


間取り
陽当たり
床下
最上階の天井
天井裏
水回り
外部のコーキング
朝・昼・夜の周辺の雰囲気
雨・晴れの日の雰囲気

最低限この辺りは確認できると安心です♪

では一つ一つ見ていきましょう

間取り

当たり前ですが案外注意点がわかっていない方が多いです

新築でも中古でも通じますが現在の生活スタイルによる理想の間取りと10年後の生活スタイルまで想像しましょうね

今は夫婦と子供一人だとしても3年後には子供がもう一人増えてたり

どちらかのご両親を迎え入れて同居になることもありますよね

離婚して人が減るの未来とかは想像しなくていいですがw

部屋数は未来予想より一つ多いのが理想です

増えなければ収納にできますからね

ない部屋は増やすの大変ですが余る分には全く問題ありませんよ

ただしお金を無理してまでは良くないので経済状況とも相談が必要です

収納の量も大切です

後から間仕切りを作って収納スペースを作ってもいいですが時間もお金もかかるので

あらかじめ収納はこんなにあるんだーってくらいがいいです

あればあるほど捨てられなくなるので結局断捨離しないと収納いっぱい使いますよねw

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感想(1件)

陽当たり🌞

こちらも当たり前ですが家の向きは変えられないのでここは絶対ミスらないでほしいです

そして奥様最重要ポイントとしては玄関南向きとかではなく

洗濯物干す場所陽当たり良好!これ絶対です。

たとえ陽の当たる向きでもすぐ隣に後から建物が建って陽が当たらなくなった…なんて事はよくあることです

こればっかりは後から簡単に解消できないので最重要ですね

乾燥機や浴室乾燥機があればまだしもそれらもランニングコストがかかってきますから

できたらお日様の力でカラッと行きたいですね🌞

床下

床下って言われてもって思うかもしれませんが家にとって床下は構造上とっても大切な場所なんです

たいていの家には床下点検口というフタや床下収納庫という収納があります

1階に和室がある場合は畳をどけると和室バージョンの床下点検口があることがあります

もう住んでる人もこれから購入する人も必ず確認しましょう

床下の何を見るの?

正直床下に潜って全部見るのが理想ですがそんなことしたらドロドロに汚れちゃうので

点検口から顔突っ込んでスマホのライトで照らしてみるだけで大丈夫です

チェック項目してほしいのは床束(大引きを支える物、鋼製木製プラスチック等がある)が大引き(床板を支える物木製鉄製がある)にちゃんと固定されているか土間からの浮いていないか

床束が木製なら腐っていないか

基礎は布基礎(床下に土が見えている。古い家に多い)か、ベタ基礎(床下がコンクリート。最近の家はほぼこれ)か

異常に湿気ていないか(ひどいと床下の天井や大引きに雫が付いていたりします)

家は乾燥しすぎも良くないですが多い湿気はとても危険!
木部を腐らせ、腐って柔らかくなった木が害虫を呼びます
※蟻道を確認する
蟻道ギドウはシロアリの歩いた足跡です

茶色っぽいのポツポツしたような跡があるとその家はシロアリに食べられている可能性があります

木片などのゴミやひどい場合はコンビニ弁当のゴミなどが落ちていないか

木片などもはやはり害虫を呼ぶ餌になるので基本的に床下は綺麗な方が良いです

バブル期などに建てられた家は壁の中や床下にゴミを隠して仕上げちゃう悪い業者が横行した時代があります

当時の物件などはそのようにレベルの低い建築工事をしてるので私なら手を出しませんw

最上階の天井

二階建てなら二階の天井を見てシミのようなものがあると雨漏れの可能性があります

ないから絶対大丈夫というわけではありませんが

シミができるということはそれなりの規模の雨漏れということです

屋根の上から瓦やカラーベストの状況を確認するのは大変ですがこれなら普通に見れますよね

天井裏

天井点検口というところから天井裏がのぞけるのですが、脚立がないと見れないので見れるなら程度で構いません

断熱材がちゃんと敷き詰められているかをみるのですが

なんでこんなこと言うかというと

過去に大工さんが敷き詰めるつもりで天井裏に梱包のまま上げてそのまま開封せずに忘れてたなんて事件が実際あったからですw

そんなこと忘れる?と思うのですが、場合によっては後で敷き詰めるから先に天井ボード貼るなんて事が段取り上あったりして忘れることがあります。いや、まぁ普通はないかな・・w

水回り

キッチンにお風呂に洗面所にトイレと家には水回りと呼ばれる場所がいくつかあります

水回りは前の人の使ったのを使うのは嫌だから新しくしたいって方も多いと思います

ただし水回りの交換はそれなりのまとまった費用が掛かります

ですので交換しなければならないレベルなのか

綺麗に清掃すれば許せるレベルなのかが大切です

これは後述するトータルの費用に関係します

そのまま納得して長年住めるのであればいいのですが設備の入れ替えなどが近い将来予想される場合は
その予算も頭に入れておきましょう

特に在来工法のお風呂やトイレ(モルタルなどの防水処理をした下地に直接タイル等貼った作りのお風呂やトイレ)からの入れ替えは金額がかさみま

※現在お風呂の主流はユニットバスですが在来工法は形に自由が利くので今でもあります。

清掃は自分で行うことも可能ですが専門的な道具の力には及ばないことがやはり多いです


さらに余りやりたいと思える作業でもないので、何でも頼むと結果高くなりますが必要に応じて業者を使うこともお勧めします


 

すまサポは清掃洗浄、消毒から本格的な修繕まで痒い所に手が届く種類の多さだと思います
価格帯も正直安いですね。これで利益出るの?…とは思います


ただしエリアや箇所で等の金額条件が変わるようなので必ず見積もりや追加費用の発生条件等を確認しましょう

すまサポ公式サイトはこちら

全体的に満足度は高そうですが多少は不満の声もあります
これはやはりその家に行った業者のせいもあると思います

 職人の当たりはずれはやはり最重要事項ですね

プロの目で良いと思うものを勧めますがあくまで作業をするのは人間です。

センチの意見を参考に自分でも確かめることが大切
その上で納得出来たら上手に業者を使って楽しましょう

外部のコーキング

家の外壁に使われるサイディングにはジョイント部分にコーキングという緩衝材が充填されています(ゴムみたいな部分です)
※サイディングは温度によって膨張伸縮しますのでその際に隙間などができないために緩衝材にコーキングが必要になります

コーキングは紫外線や温度の変化で劣化し対応年数はおよそ7年程度です

この年数はそれほど重視しなくて大丈夫ですが触った感じがカピカピだったり粉っぽかったりひび割れがあると打ち替えが望ましい状態といえます

※外壁塗装の際には足場を組みます。
コーキング打ち替えを別で依頼すると足場費用などが二重に掛かってしまうので一緒に打ち替えましょう

あまり長く放置しすぎるとコーキング隙間ができ雨水の侵入を許してしまい躯体の木材に影響が出る恐れがあります

朝・昼・夜の周辺の雰囲気

少し面倒かもしれませんが家を購入される際は
朝昼夜の周辺の雰囲気を知っておくのが望ましいです

  • 昼間はあんなに明るく爽やかだったのに夜になると街灯もなく暗くて怖い
  • 夜は静かだけど昼間は思ったより騒音がうるさい
  • 朝は出勤ラッシュで道が凄く混む

など実際住んでみないと気づきにくい事がありますが

これを失敗するとずっと後悔することになりかねません

雨・晴れの日の雰囲気

こちらも前述と同じ理由です

晴れの日はともかく雨の日はぜひ購入予定地へ一度は行ってみましょう

山間の土地などは雨の日は排水溝から水が噴き出していたり山水が流れ出してきたり

水はけの悪い土地で庭が雨の後はぐちゃぐちゃに…

特に中古住宅など雨音がめちゃくちゃうるさいことに住んでから気付いた…などもあります

特に外の雰囲気のレベルが落ちる雨の日、そんなときでも良く見える家は本当にいい家とも言えます

瑕疵担保責任


瑕疵担保責任といって売買契約で売った物に欠陥などがあり
目的を達成することができない場合、契約を取り消すことができる。

または、取り消しできない場合は買主は売主に損害賠償を請求できるという法律があります

またそれにたいして中古住宅の場合は瑕疵担保責任免責というのが付けられているといもありますので
注意が必要です

契約前の重要事項説明の時に必ず説明があるはずですが

それらの有無や保証期間を必ずチェックしましょう

知らないせいで自腹で黙って直した…なんてならないようにね

私も今の家を買ったとき洗面台の水漏れがありテープを貼ってごまかされていたので
売主に修理してもらいました。

最初売主さんは文句を言っていましたが
じゃあこの家いらないので契約白紙に戻しましょうと言ったら素直に応じてくれました(^^)/

法律も知らずこちらを若造扱いし偉そうに言われて腹が立っていたので

知り合いの業者さんに遠慮なく儲けてくださいとお高い見積もりいただきました

無意味に相手を怒らせるといい事ありません

まとめ

中古住宅の場合、あなたが感じたう~ん…は全て本当は改善したい点になります

そしてその中で今回学んだ改善しなければいけない点は住宅購入費と合わせて考えなければなりません

中古住宅をどれほど安く思ってた場所に購入できてもお風呂もトイレも入れ替える外壁も屋根も塗り直すでは結局想定の金額を大幅に超えてしまいます

さらには住んでみて我慢できない問題が自宅周辺環境にあったり

お隣さんがややこしい人だったりすると大変…

中古住宅の一番大きなメリットは中古住宅はその場所で家としての実績があることです

近所の人はそこに家があると認識しており誰が引っ越してこようと
それに対する感情は余程のことがない限りそれほど変わりません

元からややこしい人はややこしいですし良い人は良い人です

ところが更地に新築を建てる時や建て替えで隣の環境がが大きく変わるとき

住んでいる近隣の人はどう感じるでしょう?

工事の騒音から完成してみれば自分の家が日陰になる

空き地だったから風通しが良かったのに隣が建ってからはエアコンの室外機の音が気になる

などと変化が訪れます

建てる前の挨拶の時はいい人だったのに住んでからは人が変わったみたい!

などは新築工事ではよく聞く話です

そのような後悔を読者の皆さんにはしてほしくないので

これらの事項を頭に入れて避けれる事は避けていろんな意味で良い家を手に入れましょう